2012年10月公開、映画「ツナグ」爽やかさの残るすてきな感動作

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公開してから1ヶ月ほどしてからの鑑賞でしたが、館内は満席で前しかあいていません。死者との再開、それも一度きりという何とも、興味をそそるストーリー、映画の世界にひきこまれて、あっという間の2時間半。原作は辻村深月の吉川英治文学新人賞受賞作。「ROOKIES 卒業」の平川雄一朗の脚本、監督。初主演の松坂桃李の演技のうまさ、さすが、樹木希林ぴったりとはまる役、桐谷美玲の美しい一途さ、遠藤憲一と八千草薫のエピソードは大きな母の愛、少女の深い友情と残酷さも上手に描かれていて好きな映画となりました。エンディングにながれてきたのは、JUJUの曲。ストーリーから配役、音楽もすてきな取り合わせに思えました。

ファンタジーがすきで、会えない寂しさを感じることがある人におすすめ ★★★★★

-公式サイトよりあらすじを引用-
たった一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人がいるらしい―。半信半疑で依頼をしてくる人たちの前に現れたのは、ごく普通の男子高校生・歩美(松坂桃李)だった。彼は、すでに死んでしまった人との再会を仲介する使者“ツナグ”を祖母のアイ子(樹木希林)から引き継ぐ途中の見習いである。横柄な態度で、癌で亡くなった母・ツル(八千草薫)に会うことを希望する中年男性・畠田(遠藤憲一)。喧嘩をしたまま自転車事故で死んでしまった親友・御園(大野いと)に聞きたいことがある女子高生・嵐(橋本愛)。プロポーズ直後に突然失踪した恋人・キラリ(桐谷美玲)の安否を確かめたいサラリーマン・土谷(佐藤隆太)。歩美のもとには次々と依頼が舞い込んでくるが、歩美はその過程で様々な疑問を抱く。死者との再会を望むことは、生者の傲慢なのではないか。果たして会いたかった死者に会うことで、生きている人たちは救われるのか。やがてその疑問は、自身の両親の不可解な死の真相へも向けられていく……。

映画ツナグ公式サイト
2012年10月6日公開作品 シネマフロンティア