NO2 salumi hayashi

円山第一鳥居前というバス停からよく小樽に向かう。月一回の絵本・児童文学センターの講義を受けるためだ。いまは正会員になったので月一回だがその前は月二回、しかも都合で夜の講義を受けることもあったので帰りが遅くなることもあった。そんなときバス停そばに新装開店したハムソーセージ店の奥にカウンターを見つけた。

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salumi hayashiは3年前の7月にオープンした。神奈川出身の林さんが北海道に就職し、趣味が高じて静岡のハム製造の会社で修行し、札幌でご夫婦で店を開いた。塩分を極力抑え、甘味料を加えず肉の甘みを引き出した製品には地元のファンが多い。

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先日、友人と看板ぎりぎりに店に飛び込んだ。林さんの製品をいただきながらワインを飲んでいると一日の喧騒を忘れる。今日はひとりで雨の中を訪ねた。外は雨が激しく降ったり、晴れたりと目まぐるしく変わっていったが林さんの笑顔と穏やかな口調はいつも変わらない。林さんのハムはそんな味なのだ。

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カルボナーラと白ワイン。きょうのわたしの昼食。ベーコンの香りが豊かだ。

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そういえば林さんが11月に入ったらお汁粉を提供したいと言っていた。ハムソーセージ屋さんが作るお汁粉ってどんな味だろう。もとあんこ屋さんだった林さんの面目躍如だ。

sulumi hayashi

札幌市中央区北2条西25丁目1-5イルソーレトレ

No1 cafeスロープ

そのパンは暖炉の香りがした。かすかにスパイスっぽくちょっと焦げたにおい。なんだか懐かしくなる香り。持ち帰りの袋を開けたら部屋の中に温かさが広がっていく。だから少しばかり遠い道のりを歩いて買いに行く。

スロープ坂

cafeスロープは円山西町の山麓通りをかなり入ったあたりにある。スロープという名の通り建物の入り口まで急な坂が続く。そして、ちょっと息が切れたあたりで可愛いパンたちに出会う。

スロープパンケース

そうだ。持ち帰りもいいけれど、古民家をcafeに仕立て直した階上でゆっくりと時間を楽しむのもいい。メニューも楽しい。あの香りの素敵なパンは札幌軟石の窯で薪を使って焼き上げるのだそうだ。

スロープピザ

ピザトースト。紅茶はたっぷり。しかし、ここの真骨頂はお汁粉ではないかと思う。以前あんトーストを食べたときにあんこのうまさにときめいた。

スロープお汁粉

ほらね。やっぱりあたり。お汁粉好きの気持ちがわかっている。白玉におもちも入っている。けっこうおなかも満足できる。ぼーっとできる贅沢な時間が過ぎていく。

スロープ店内

cafeスロープ 札幌市中央区円山西町7丁目7-7

金土日月営業