北海道開基100年を記念して建設された、100年記念塔を目印に北海道開拓記念館に向かいます、いつも閑散な広大な駐車場は車で一杯でした。
北の土偶展、目玉は日本三大土偶の国宝土偶三点、この3点が揃うのは大英博物館、東京国立博物館の次で3度目が北海道開拓記念館という、北海道民にとってはなんともうれしい展覧会です。国宝の三点が揃うのは3月18日までですが、それ以降は本物そっくりのレプリカが展示されているということです。
国宝の三点は
「中空土偶」1975年南茅部のジャガイモ畑で発見された縄文時代後期の土偶、道内からの初めての国宝です。とてもユーモラスな愛嬌のある作品。
「縄文のビーナス」は1986年長野県茅野市で発見された土偶、滑らかな曲線が、みているだけで癒される土偶
「合掌土偶」は1989年青森の八戸でみつかった土偶、ロダンの考えるひとを彷彿とさせる、何とも想像力をかきたてる作品
訪れた3月11日、ちょうどみている途中で14:46を迎えました。たくさんの人で混み合っていたざわついた館内が14:46分、しーんと静まりかえり赤ちゃんの声だけとなりました。1分間の黙祷、みんなの気持ちは同じという連帯感をかんじました。
帰りにエレベータのボタンを押そうとすると土偶がこちらをみています。展覧会をみて土偶への愛着がわきました。
帰ろうとすると北海道開拓記念館入り口には楽しい顔ハメが土偶になりきってうつすことができます。
北の土偶展縄文の祈りと心 2012年3月6日から5月13日まで
北海道開拓記念館