砂漠の中に800万人規模の都市、とても気になるエジプトの新首都移転

DSC00056
 日本でも話題に以前なっていた首都移転2021年コロナの話題でニュースにも登場することがない。日本とも関係の深いアフリカのエジプトでは新首都移転が進んでいるそうだ。首都カイロの人口が増え続けていて、カイロ近郊地域の人口は2000万人以上いるそうだ。都市への人口流入が進み、交通渋滞、密な状況、環境の悪化が進んでいる。そんな中、大統領府とともに行政機関を全て移転する新首都への移転計画が進んでいるそうだ。なんと800万人の新首都をカイロの東40キロほどの砂漠の中に一から作るとはすごい。新型コロナのために作業が遅れていると言うことだが、2021年には移転が始まるということで、アフリカに誕生する、新しい都市に興味をそそられる。

DSC00189
 古代からエジプトは上流からの栄養豊富なナイル川の氾濫により、砂漠の中で実り豊かな大地の恵みを享受していたが、アスワンハイダムの建設により、氾濫も制御された。そんなナイル川の豊かな水量の減少が心配されている。2021年7月にも貯水が始まる、上流にある国、エチオピアの建設したグランド・エチオピアン・ルネサンス・ダムの貯水のため水量が減り、農業や漁業、生活に打撃を生じるとして、エチオピアの下流域に位置するエジプトやスーダンでは強い反発が起こっているそうだ。砂漠の中の新首都も800万人規模といえば大量の水を使うはず、ナイル川の豊かさの維持はエジプトにとって重要な問題だと思う。

DSC00176
砂漠の中の都市カイロ、水と太陽は生命に直結していることを実感。