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2012年になり、琴似で新春はしご酒をすることになりました。酒造りまっただ中の忙しい中、栗山から小林酒造専務の小林精志さんもかけつけて、いつもブログが楽しみなオサナイさん待ち合わせのJR琴似駅に急ぎます。
1件目は、halfmoonでもお馴染みの鮨さいとうです。小林精志さんは直接お店にきてくれました。とても馴染む鮨さいとうのカウンタにぐるっと座り、これから出る料理にみんなわくわく感が高まります。休日の翠明庵、吉田強さんいつもの真剣な蕎麦を打つ表情とは違い、リラックスしています。隣のゆうこさんの笑顔もすてきです。
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酒造りの真っ最中、時間を捻出してわざわざ琴似まで、ありがたい気持ちになります。いつもお世話になっている小林精志さんが到着して、楽しい2012年琴似新春はしご酒がスタートしました。今日の琴似新春はしご酒、北海道のはしご酒伝道師、精志さんが琴似をはしごするのがとてもわくわく。
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最初のお酒は東一をいただきました。隣にはオサナイミカさん。オサナイさんにおちょこについでもらい、おいしい東一がさらに美味しくなりました。
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最初のお皿は、たこのやわらか煮、酒粕漬けのすじこ、菜の花のおひたしに数の子と、彩りも鮮やか、食べて美味しい、新春を感じる一皿でした。
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目の前には山わさびとかつおぶし、次のイカ刺しをいただく薬味です。さすが、お酒好きが集まると、薬味だけで、日本酒がすすむという話に発展していきます。
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職人のきれいな包丁の入ったイカ刺し、山わさび醤油で美味しくいただきました。
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包丁のとんとんという小気味よいリズムで作られた、あじのなめろうが登場して、次のお酒、北斗随想しずくどりをお願いします。精志さん北斗随想味を確かめるようにのんでいました。
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北斗随想しずくどりとあじのなめろう、これはお酒のすすみすぎる組み合わせ、みなさんから口々に美味しいの声
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ここで登場したのはできたての、玉子、海老のすりみも入っているそうです。箸休めにぴったり、ぱくりと食べてしまいました。甘い玉子にも北斗随想しずくどり、よくあいます。以前、栗山の炭坑で働いた人たちはきびだんごを肴に北の錦を飲んだという話を思い出しました。
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いよいよお鮨ということで、お酒はお鮨にもぴったり、入りたての八海山しぼりたて原酒生酒、きりりとしたおいしいお酒
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お楽しみの鮨さいとうのお鮨が登場です。最初はこはだ、口の中でぱらぅっとごはんがばらけます。
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まぐろのづけ、もっと食べたくなるおいしさ
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しめさば さすが、鮨さいとう、食に詳しいみなさんからおいしいの声、脂ののりぐあいがちょうど良くもっと食べたくなる味です。
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はしご1軒目の〆はかんぴょう巻き、職人の作るかんぴょう巻き、わさびも利いて、ひと味もふた味もおいしさが違いました。
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もっと食べたい雰囲気でしたが、新春琴似はしご酒ということで、次のお店に流れます。鮨さいとうさんいつもながら美味しいお鮨ありがとうございます。冷え込んだ琴似の町を鮨さいとうから道路を渡って1分ほど、凍った路面を注意しながら次のお店をめざします。
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琴似はしごの二軒目はバーディヴァーションです。生フルーツのカクテル今週はザクロということでした。ザクロという果物をよくわからず、いただくまで無花果と思い込んでいました。ロングはスパークリングで割ったカクテル、中くらいのが青リンゴのブランディで割ったカクテル、ショートはマティーニと、芸術的なながめです。
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さあ、次のお店に流れようという頃、一人合流し7名のはしごとなりました。みなさんから、まずは1杯飲んでいってくださいの声で、よなよなリアルエールをおいしそうに飲み干して次のお店に向かいます。2軒目なごりおしさがありますが、ディヴァションの素晴らしいカクテルに感謝。
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琴似の裏通りを寒さに震えながら、はしごの一行はがんばって歩きます。寒さと酔いで手ぶれしました。お酒を愛する小林精志さん、さすが、ほっぺたが凍る寒さの厳しい移動時にも、「燗酒いいですね」と前向きな話に感心します。
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目指したのは、琴似の裏道にある不思議な癒し空間、居酒場です。暗い道の中、ぽつんとある灯りにみなさんほっとしました。カウンタにはいつもの常連さんの顔、すぐにくつろげる不思議な雰囲気
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琴似はしご酒、3軒目居酒場、小あがりに座ってまずはみなさん温まります。不思議と、座ると、さきほどまでの寒さに震えて移動していたことをすっかり忘れ、目の前の北の錦新酒しぼりたておりがらみに集中してしまいました。さっそく、精志さん味を確かめます。ここ、居酒場は必ず北の錦が飲める小さな隠れ家居酒屋ぜひ、精志さんに訪問して欲しいという思いが今回実現してうれしくなりました。テーブルの上には北の錦の新酒しぼりたておりがらみ
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最初の肴はいつもながら、ほっとするおいしさの居酒場名物のおからとこれは初めての味、干し柿バター北の錦新酒しぼりたてすすみます。
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北の錦本醸造の燗があがってきました。さっそくいただきます。冷えた身体が一気にぽかぽかしてきたことがわかります。北の錦本醸造いつもながら、燗酒で飲むとさらに美味しいお酒
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はしごの途中にとてもうれしい、ゴーヤのいためもの、苦い味がなかなかうれしい。また、飲もうという元気が出てくる味
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次にでてきたのは、広島名物と聞いた初めての料理「うにほうれん」甘めのほうれん草の上にウニがたっぷりの豪華な一皿、おいしくいただきました。
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小林酒造の新酒しぼりたて2本、北の錦の燗酒4合あっという間にあいていきます、さすがにみなさんお酒好き、ここでうれしい、一皿、自家製にしん漬け、ちょうど良いつかりぐあいに北の錦がすすみます。
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精志さん、とても居酒場でしっくりすると思っていたら、後ろの壁をみて納得、北の錦に囲まれていました。栗山から遠く離れた琴似の裏通りの不思議な光景に、楽しくなりました。
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いよいよ、新春琴似はしご酒も4軒目、向かったのは琴似で京料理を味わえる鮨懐石の雪峰です。L字のカウンターみなさんの顔が見合える、すてきなつくりのカウンタでくつろぎます。
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聖護院大根の煮物に田楽味噌、滑らかさが素晴らしく、味がしっとりしみていてとろけるような味わい
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ここで雪峰の飲み物メニューをみて、精志さんからのリクエストで広島の龍勢初しぼりをいただきます。龍勢、精志さんにとって強い思い入れがあるお酒のようで、じっくりと考えつつ飲んでいます。
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龍勢初しぼり蔵生原酒おいしいお酒に会話もはずみました。
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あぶらぼうずの煮付け、これは珍しい高級魚のあぶらぼうずをいただきました。その名の通り、脂がのったあぶらぼうず、絶妙な味かげんとてもおいしい一皿
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小林精志さん、もう一杯燗酒を飲もうということで店主おすすめの一ノ蔵の金龍を燗でいただきます。いろいろいただいて、かなり酔いもまわってきました。
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〆にいただいた稲庭うどん絶妙な一品。つるつるの平打ちの麺と、とても上品なダシのおいしい汁がとてもほっとする味、はしごの4軒目、食に関わる皆さんからも笑顔がこぼれておいしいの声、職人の作る確かな和食のおいしさを楽しみました。
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はしごがスタートして5時間近く経過したところで、オサナイさん一行ご帰宅となりました。楽しいお話いろいろありがとうございます。みんなで見送りました。
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足どりもしっかりと夜の琴似を歩く精志さん、5軒目に向かうのはどらちゃんです。
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5軒目のどらちゃんでお店を終えたフィアンコアフィアンコの3人が合流です。イタリアンの陽気な雰囲気に包まれました。はしごの5軒目はまるでお祭りのような琴似の陽気な新年会となりました。
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この日のどらちゃん、店主のはからいで、なんと”バルどら”に変身です。さすが、お酒に詳しいどらちゃん、酒飲みの心をよく知っています。お気遣いありがとうございます。
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特別なお品書きが登場しました。メニュー右側のちょっと悪い顔のイラストは裏バルというなかなか恐ろしい世界のメニューです。飲んだことのないすごいお酒がいっぱいあり、これは確かに裏バルでした。いろいろとはしごの間にたくさん飲んで、食べたあとですが、どれも飲みたいものだらけ大変なことになりました。
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何を飲もうか迷いましたが、最初にいただいたのは、どらちゃんこだわりの樽詰めウイスキー、今日は特別なお祭り開業ですが、いつも飲みたいバルどらの味おいしいウィスキーに酔いました。
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みなさん、おいしく飲んでいたのはドイツの高級ワイン、ベーレンアウスレーゼ1998年、まるで甘口の食後のデザートおいしいワインに話しがはずみます。
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チーズディップの絶妙なチーズの配合と、スパイシーなスティックの組み合わせ、さすがバルどら、お酒がすすみます。
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バルどら名物 秘伝豆塩ゆで まるでとれたてのフレッシュな枝豆のようなおいしさ、乾いた豆とは思えません。この秘伝豆とてもおすすめです。
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手作りスモークサーモンおいしい料理が並びます。
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お話はいろいろな方向へ塩麹のお話になってわがままを言って作ってもらいました。すみません。きれいな塩麹料理がでてきてびっくり
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カールスブリッジの43年グレーンウィスキー はしごの〆に43年もののウィスキーを飲むとは思ってもいませんでした。バルどらすごすぎます。
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さすが、イタリア経験の長いフィアンコアフィアンコのみなさん、ワインとともに撮ると身振りもイタリア人のようでとても絵になります。 まるでイタリア酒場にきたようです。![]()
おいしいマグロぶつもいただきました。
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日本になかなか入らない稀少なラムキューバ(1940年~1950年)のオールドラム、かなり酔いもまわって申し訳なかったのですが、貴重なラムいただきました。おいしい
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今回の琴似はしご酒〆のお店は、とてもディープなお酒の世界を楽しませてくれる、奥の深いどらちゃんでした。さすがにみなさん、お酒も料理も大満足となりました。今回、はるばる栗山から来た精志さん、いつも、ブログが楽しみなオサナイさんも琴似をとても気にいってくれたようでうれしいなと思いました。
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たくさん飲んで歩いても、さすが精志さん、熱い語りが続いています。
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お店を出るときにカウンタの横を見ると、自ら詰めた立派な重そうな樽がどっしりとありました。こんな、こだわりの樽詰めウィスキーまであるお店は、日本にもほとんどないのではと思います。どらちゃん恐るべしと改めて思いました。
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忙しい中、温かい準備をして迎えてくれたどらちゃんに感謝の気持ちを伝えながら、お店をでました。お酒好きにはたまらない、とてもいいお店
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小林精志さん、このあと、タクシーで栗山まで帰りました。酒造りの最盛期の最中に遠くまできて、ありがたいとともに、また、琴似をはしごしに来て欲しいと思いながら見送りました。
2012年新春琴似はしご酒
北の錦記念館 北の錦小林酒造のホームページ
栗山町錦3丁目109番地
小林酒造(株) TEL 0123-72-1001