カテゴリー: 小林精志

2021年11月5日 オフ 投稿者: seiji

【アライとヒライのこと】(後編) ふと気がつくと『アライ』が窓の外から僕の引っ越し準備の様子を伺っていた。

533 Views【アライとヒライのこと】(後編) ふと気がつくと『アライ』が窓の外から僕の引っ越し準備の様子を伺っていた。 『アライ』は、この辺りの家を巡回しながら家庭菜園の野菜を食い荒らす事で評判のアライグマに僕が付…

2021年11月2日 オフ 投稿者: seiji

【アライとヒライのこと】(前編) 僕は、今週末にいよいよ引っ越しを控えていた。

685 Views【アライとヒライのこと】(前編) 僕は、今週末にいよいよ引っ越しを控えていた。 この家への御礼に、庭をすっきりさせた。 3か月歩き続けて決めた引っ越し先の『ヒライ(平井)』という街は僕の理想条件を完全に…

2021年10月30日 オフ 投稿者: seiji

この季節になると思い出す。 恒例だった、うちの蔵の『かっぽ酒』のイベント。

628 Viewsこの季節になると思い出す。 恒例だった、うちの蔵の『かっぽ酒』のイベント。 そもそも山仕事の合間に焼酎を竹の筒で焚き燗する九州の文化。 それを日本酒にも、竹の油が日本酒に染み込んで、なんとも『乙な味わい…

2021年10月24日 オフ 投稿者: seiji

引っ越して10か月あまり。結果から言えば、友達一人できずに横浜市民を終えることになった

623 Views引っ越して10か月あまり。結果から言えば、友達一人できずに横浜市民を終えることになった。 それはまるで通販した『今度こそ決してこびりつかない筈のフライパンが、すぐにこびりついたような虚しさ』だった。 下…

2021年10月22日 オフ 投稿者: seiji

その『山うにソース』のお料理は、小林酒造の奥に新しく開店した『pint(ポン=橋)』で10月のある期間提供されていた。

642 Viewsその『山うにソース』のお料理は、小林酒造の奥に新しく開店した『pint(ポン=橋)』で10月のある期間提供されていた。 『それにしても、あの【山うにソース】の味はどう作るのだろう?』 僕はそれをアパート…

2021年10月3日 オフ 投稿者: seiji

2021年10月1日1978年創業小林酒造の創業時から伝わる郷土料理「山うに漬け」を新発売!地元の小林家で販売されます。

522 Views2021年10月1日1978年創業小林酒造の創業時から伝わる郷土料理「山うに漬け」を新発売!地元の小林家で販売されます。2021年10月1日の北海道新聞全道欄に掲載されました。 研究を重ねて再現された秘…

2021年10月2日 オフ 投稿者: seiji

日本酒の日が近づくにつれ、不意に何かが僕の耳元で囁きかけてくる。

398 Views日本酒の日が近づくにつれ、不意に何かが僕の耳元で囁きかけてくる。 それはまるで『深く冷たい海の底から響く、真っ黒でトゲトゲした奇妙な声』のようだった。 僕はその声に心あたりがあった。僕を呼んでいる声の主…

2021年9月23日 オフ 投稿者: seiji

バイトで発酵の勉強をしながら日々、アパートを探す。 どうせ住むなら『さも友達が出来そうな街』がいいと僕は西大島の『喫茶ヤング』で思っていた。

485 Viewsバイトで発酵の勉強をしながら日々、アパートを探す。 どうせ住むなら『さも友達が出来そうな街』がいいと僕は西大島の『喫茶ヤング』で思っていた。 そして『さも友達が出来そうな街』のポイントを3っ想像してみる…

2021年9月21日 オフ 投稿者: seiji

アルバイト生活から1カ月が過ぎ、その初月給で水谷隼カレーを家族に買って帰る

344 Viewsアルバイト生活から1カ月が過ぎ、その初月給で水谷隼カレーを家族に買って帰る。 ひたすら伝統発酵食の勉強が出来るバイトなので、とてもありがたい環境だ。 将来、小林酒造の役に立つ。そう信じて誠意と愛情をモッ…

2021年9月11日 オフ 投稿者: seiji

7月第一週末。バイトの面接先から10日目に『一緒に働ける事になりましたよ。』と明るくお返事を頂いた。

480 Views 7月第一週末。バイトの面接先から10日目に『一緒に働ける事になりましたよ。』と明るくお返事を頂いた。 面接では、僕がまともに働ける身体でない事は充分に伝えていた。 採用の是非を10日も考えさせてしまい…

2021年9月4日 オフ 投稿者: seiji

7月の第1週目。バイトの面接から1週間経ったが、まだ正式な合否の連絡はなかった。

587 Views7月の第1週目。バイトの面接から1週間経ったが、まだ正式な合否の連絡はなかった。 僕は仕事の御利益がある神田明神を参拝し終え、この1週間を引っ越しの準備に充てていた。今の仮住まいは妻の実家であるので、と…