どらちゃんで、ソガペールエフィスから、九平次、根知男山、十四代と絶妙な日本酒リレー


夕食を食べに向かったのは、おいしいお酒と料理を楽しめる店、西区役所横にどらちゃんです。区役所横の他にお店のない隠れ家のような雰囲気のお店です。

まずは日本酒ということで、この日のおすすめを聞くと目の前に2本の一升瓶が現れました。ワインかと思ったら小布施ワイナリーのmiyamanishikiです。JとJ1の違いは酵母が違うそうです。J1はボルドータイプのビンでとても日本酒にはみえません。

さっそくmiyamanishiki Jをついでいただきました。普段飲む日本酒の中でも、かなりどっしりとした部類に入る、お米のうまみたっぷりのおいしい日本酒です。とてもおいしくて、ワイナリーの技術力の高さと研究熱心さを感じます。

soga pere et fits Miyamanishiki J をお通しのサラダとともにいただきました。食事にもよくあいます。いい白ワインとも共通する飲み口です。

刺身のおすすめを聞いて、つぶをお願いしました。目の前に登場したつぶ刺しは今にも動き出しそうな新鮮さです。

店主さんから、つぶのきもはごま油で食べるのもおいしいですよという話をきたので、ごま油塩の小皿をいただきました。

お酒に詳しい店主さんにおまかせすると、日本酒の世界が一層楽しくなります。次の銘柄はフランスの三星レストランでも提供されている醸し人九平次です。最初のソガペールエフェスのどっしり感が残っていましたが、絶妙な連携でうまみのある九平次にバトンタッチとなりました。

かえりちりめんこなご 263円 体に少し銀色が出てる、うろこの生えはじめの状態のちりめんだそうです。カルシウムたっぷりで身体に良くおいしい肴です。九平次にもぴったりなおつまみとなりました。

おいしさたっぷりのつぶの内臓を店主おすすめの塩ごま油でいただきました。とてもおいしくもっと食べたくなる味です。九平次がすすみます。

この日の3本目の日本酒は根知男山です。新潟県糸魚川市の渡辺酒造店の造るおいしい日本酒です。3本目の根知男山お米の味わいのしっかりとしたおいしいお酒で、九平次とはまた違うおいしさでうれしくなりました。

目の前にはなんともきれいなピンク色のお肉です。どらちゃんの人気メニューのしっとりひれチャーシューをハーフサイズでいただきました。見た目にとても美しい色に感動しますが、とても柔らかくジューシーでとてもおすすめのおいしさです。

ここでおすそわけしてもらったのが、えのきの干し物です。初めて食べました。とても優しい味わいの肴です。奥さんいろいろな食材を試してみたそうです。食への研究熱心さは、おいしいものに巡りあえてうれしいことです。

4本目がこの日の〆のお酒となります。これまた、うれしいとてもおいしい十四代を味わいます。どのお酒も安心のうまさでした。

十四代とあわせたのは、確か熊本産だと記憶していますが、今の旬のたけのこです。大味でない、細胞の小さいおいしい食材です。噛むときの食感も楽しい旬の春味を楽しめました。
この日の4本を振り返ると、店主さんからそれぞれ個性のあるおいしいお酒を楽しく飲む順番で出してもらったことを感じました。楽しい気分のまま、おなかも満足で家路にとつきました。
この日、カウンタには、日本酒通の方、反対隣で飲んでいたのは道南今金町の農家の方と、楽しいお話がいろいろ聞けて勉強になるどらちゃんでした。

旬の味処 どらちゃん
札幌市西区琴似二条6-1-30 メゾンド千代田琴似1F
011-614-1999
17:00~23:30
日曜日休み