日曜の夜は通常家で食べることが多いのですが、この日は、急に外食をすることになりました。休日の夜、明日からの仕事の前においしい料理とお酒を飲みにどこにいこうと琴似を歩いてとても落ち着く隠れ家のような寿司屋さんのすし圭に入りました。今日のお酒の銘柄を聞くと八海山があるということで、まずは一杯冷やでいただきます。すっきりとおいしい。
お通しが登場、ぷりぷりのかき酢です。八海山とぴったりで、おいしくいただきました。カウンタに座ってご常連の楽しいお話を聞いているうちにグラスがあいてしまいました。
おすすめを肴につくってもらいます。鯨ベーコンと自家製数の子をお願いして、日本酒は増毛の国稀です。これもすっきりとおいしい。
見事な器にもられた、鯨ベーコンと数の子です。鯨ベーコンは小さい頃よく食べたのですがしばらくぶりに味わいました。口の中で鯨のうまみが広がります。一味をつけるとまたおいしく、国稀にもぴったりでした。カウンタにある陶器の本を見せてもらうと、目の前のきれいなお皿が出ています。小樽春香の窯で作られたようです。
自家製のにしんは今、群来が何度かきている、小樽のにしんで店主が作ったものです。5年物のにしんということで口に入れると、こりっこりっぷちっと元気よくはじけるおいしい数の子です。通常数の子といえばカナダやロシアばかりと思っていましたが、思いがけず食べた自家製数の子は地産地消の粒の大きな今まで食べた中でも最高級品に思えました。
〆にはやはり、すし圭のおいしい握りをいただきたくなりました。軽くおすすめを握っていただきました。するめいか、うに、ぼたんえび、平目のエンガワ、あなごとどれもみごとなお寿司が並びます。
どれもおいしい、お寿司ですが、特に、あなごは最高でした。炙りたての身厚のあなごは、ぱくっと口に入れるとおいしさが広がりました。えんがわのうまさ、ぼたんえびの甘さと続いて、たっぷりの特上品のうにで大満足と一気に食べてしまいました。
こじんまりとした、落ち着く店内にはカウンタの奥にテーブル席が二つあり、宴会などにもよさそうです。
あまりにおいしくて、店主さんに前のお店を聞くと、琴似神社近くの琴似の人にはお馴染みの老舗の鮨店でした。お店の名前も変わり、通りから眺めていたトレードマークの亀の置物もすし圭には置いてはいませんが、移転して琴似で店主さんのおいしい料理をいただけるのはとてもうれしいことと想いました。
焼酎のキープもできるということで、棚には宝山など稀少でおいしい焼酎が並んでいました。今度は焼酎もいただいてみようと思いました。
目の前にはイトーヨーカドー琴似店のネオンが見えます。通りから入った2階のかなりわかりづらい場所にあります。
琴似栄町通りから中央市場通りを発寒方面に少し歩きラーメンふくべの手前、にすし圭の看板が見えてきます。なんとも、目立たない場所にある確かな技のおいしい寿司を食べられる隠れ家名店でした。
すし 圭 ~旬のうまさを~
札幌市西区琴似2条2丁目6-23藤邦会館2F
011-303-7188
open4時~
水曜休み