最近運動不足かなと感じ、北24条で用事を済ませた後、札幌駅から琴似行きに乗ろうと思い、歩き始めました。氷点下の気温は徐々につらくなりはじめて、かなり冷えてきたときに見かけたのが、関西おでんのしげるです。関西おでんとは?と思い入りました。
寒い身体でしたが、とりあえず生ビールをお願いしました。最近飲んだ生ビールでは一番きんきんに冷えています。しかし、とてもおいしくてきちんとしたビールです。
生ビールのおいしさに、これは期待が持てそうと感じ、真剣にメニューをみると見慣れない具材がいろいろ、未だに関西おでんとはなんだろうと思いながらもながめていました。
メニューを眺めている間にお通しが到着しました。なんともからだがほんわりとあたたかくなる優しい味のお吸い物できのこがたっぷりです。
たのんだおでんはだいこんとたこです。だいこんは今まで、味わったことのないような理想的なだいこんです。しっかりとした味が染みこんでいながら、しゃきっとしたかみ応えもあり、でろんとなっていません。聞くと5日目ということです。はしではなくスプーンというのも納得してしまいます。たこはたこで、時間がきまっているそうで、とてもおいしく。きちんと温度や時間が管理されての緻密さのあるおいしいおでんとです。
ここで熱燗をいただきました。銘柄は札幌の地酒の千歳鶴です。ちょうど人肌燗でした。
お店名物のおとうふのおでんをいただきました。なんと、このお店のおでんの鍋は店主さんが昔、一つ一つ温度管理できるように工夫したおでん鍋で特許も取得しているということです。
一緒にたのんだじゃがいももおでんとしては珍しいたねでした。大きなメークィーンが目の前に、さらにバターもつけて、何と、このおでんはじゃがバターでいただくそうです。じゃがいものあたりはよくて、とても甘い、まるでさつまいものスイーツのようです。
いかごろ 200円 お酒にあう肴でした。うまみたっぷりのおいしさです。
店主さんの工夫が詰まったおでん鍋でした。5段に分かれた仕切りにはお豆腐が入るそうです。それぞれの具材の特徴をいかして、ベストな煮時間になるようにとの工夫の成果が鍋にあらわれていました。独自のみそだれもおでんにあっています。独自ですが、関西風というのは、創業時に関西風としたほうがいいとのアドバイスという話でした。お味噌は管理が難しく、もったいないことに半分をすてながら新しい汁を入れるそうです。
帰り際気になったのがこの発明品です。スイッチを入れると熱風が吹き出す単純な構造ですが、めがねのくもりがあっという間にとれるすぐれものです。カメラのくもりにもよさそうでした。
出際に、この日一番感動したたこのうまみを思い出しました。一切れ一切れが同じ長さで横についていて、食べやすくよく工夫されています。
11:30~13:30にはおそばの営業もしているということで、その時間にこれたらぜひ食べたいと思いました。 おでんは持ち帰りもできるということで、家飲みにも良さそうです。
関西おでん しげる
札幌市北区北二十一条西5-1-2
011-758 –5835
11:30~13:30
18時~1時