北空知雨竜の農家のそば畑をみながら町中から砂利道を40分ほどとても細い道を抜けていくと雨竜沼湿原ゲートパークがみえてきます。
まずは管理棟に行って、入山届けを書きます。環境美化整備等協力金として大学生以上一人500円払います。聞くとこれから湿原1周で5時間ほどの登山となります。
この先トイレはありません。ゲートパークの水洗トイレで済ませておきます。
ゲートパークを出発すると、すぐに円山が見えてきます。853m、とても異様な雰囲気を持つ特徴的な山で、雨竜沼とほぼ同じ標高があります。
第一吊り橋を抜けると一気に足場が悪くなってきました。
川沿いの登山道で絶えず涼しげな水の音が聞こえてきます。
30分ほど歩いて見えてきたのは白竜の滝、高さ36m幅5m、迫力のある滝です。
道沿いに野生のブルーベリーがなっています。
滝を抜けると、かなりきつい登りが続きます。こんなに本格的な登山になるとは思ってもいませんでした。
登山から1時間半ほどで、広い河原に到着、横から出ている冷たい水で顔を洗うととても気持ちがいい。雨竜沼湿原の登山では途中、虫が多く、足を止めるとたくさん虫がよってくるので大変です。
南初寒岳と湿原がみえてきました。日本とはおもえなないような雄大な景色が広がります。
ヒオウギアヤメの群落の下には水芭蕉の葉が広がっています。
湿原の木道の始まり口には靴底の洗い場があり、靴についた種を洗い流します。
木道がえんえんと続きます。
途中、ハート型の沼がありました。
エゾカンゾウがきれいに咲いています。
沼の中からウリュウコウホネが顔をだしていました。
沼にはきれいに空が映っていました。
エゾベニヒツジグサ
シナノキンバイ
1周約1時間の木道を歩いてすっかりと足が疲れてしまいましたが、エゾカンゾウをみてまた元気に、立ち止まるとアブやハエいろいろよってきます。暑い日でしたが、長袖で完全防備しないと大変な状況でした。
暑寒別岳は札幌からも見えますが間近でみるととてもきれい
木道を抜けて、帰路はさらにきつく1時間少しの道のりをなんとか歩きました。小学校高学年くらいからなんとか大丈夫かと思いました。
厳しい登山道の途中、滝をみて、もう少しがんばろうとなります。
11時半登山口出発、湿原を一周し、16時に戻ってきました。予想外にかなりハードな雨竜沼湿原でした。
2011年7月下旬 雨竜沼湿原登山