酒造り真っ最中冬の栗山、平成25年11月30日の【造り酒屋をもっと知る会 その141】は『心あったまるTAKU飲みフルコース・ランチ』
札幌から70分ほど、バスを降りると爽やかな空気、ぱりんと氷を割りながら道を歩くだけで懐かしい栗山の町、北の錦記念館へ向かいます
会が始まるまで、お酒を試飲して待ちます。純米山廃、年末年始にぴったりのおめでたい福を呼ぶ白い蛇のラベルのおいしいお酒
試飲してお正月用のお土産に純米大吟醸、いろいろな年齢のかたが集まる席にぴったりあいそうな味
お神酒を見ると大晦日が近づいたことを実感,
古い歴史のある蔵、これからの大雪で維持も大変そうです。
今回はフルコースということで、準備が大変なようです。いよいよ整い、知る会の141回目がスタートしました
まずは酒造りまっただ中の酒蔵へ向かう足取りにも緊張感が感じられます
中に入ると、きりりとした空気 、冬の酒蔵のなかはとてもひんやり作業も大変そうです。
できたばかりのシャワー室、寒暖の差が激しく、重労働の過酷な労働環境の改善にも取り組む北の錦、もうすぐ、初浴びの儀式があるようです。
おいしいお酒が詰まったタンク が並びます。
上を見上げると、古い蔵、補修が続いています。これからの大雪が心配です。
契約農家が丁寧に作った酒米 h25BYのお酒、期待できます。
磨かれた酒米を持つ南杜氏、作業場では、緊迫した空気の中、酒造り真っ最中の忙しさ
大事に育てられた酒米は宝石のようにきれいに磨かれていました
お米も仕込み水も人もすべて北海道産
秋田杉のきれいな香りの麹室からきれいなお酒がどんどん生まれています。
いよいよ、発酵タンクの見学、この日、テレビクルーも取材中 、どんな番組になるのか楽しみ
発酵タンクの中、メロンのようなフルーティないい香り、元気よく発酵中、とても楽しみな光景
お米が微生物の働きで、お酒に変化する過程の神秘さがまじかに
この日の知る会、貴重な体験、櫂入れ、櫂棒を持つと表情も蔵人のようになります。
今年の小林酒造の新酒とてもすごいものになりそう、新酒が楽しみ
ちょうどしぼっていたのは、北斗随想
産業遺産にふさわしい巨大な絞り装置
緊迫した酒造りの作業場から今日のテーマ、宅呑みフルコース会場へ
新酒しぼりたて蔵だし原酒。口に入ると爽やかなやさしい味わいがひろがります。お料理にもあいそうな味。今年の新酒とてもおいしい。乾いたのどにしみ込みました。
料理研究家の堤秀子先生が登場しました。今回のテーマは宅呑みフルコース、どんなお料理が登場するか楽しみ
堤先生、手作りのすてきなメニューも登場。いよいよ、宅呑みフルコースの始まりです。
1、にんにくみそ漬け 堤先生の飾らない素朴な語りから紹介された、一品目はにんにくみそ漬け、みそ250g、にんにく二分の一、酒50CC、スプーンにとって落ちるくらいの固さにして2日おくとにんにく味噌。野菜を漬けこみ2日で食べごろです。この日はきゅうり、にんじん、セロリ、にんにくの風味がお酒にあいます。
にんにくみそ漬け お酒がすすみます。蔵出し原酒との相性抜群でおかわり
2、キャベツのぱりぱりサラダ ジップロックの中には、ちょびっとの山椒の佃煮にすし酢と純米酢のブレンド、藻塩しょうしょう 堤先生の指示は「ふってください」、しゃかしゃかポテトのようで、不思議と楽しい
2013年12月5日発売の新酒しぼりたて本醸造70%、フレッシュなうまさ味がふくらむ
さっぱりとしたおいしさ、手軽さがうれしい、家で試したくなりました。新酒とあいます
次に紹介はしょうがのぐるぐる、見た目にもインパクトがあってわくわく
ぐるぐるを焼く横で精志さんインタビューの真っ最中、造り酒屋を知る会と同時進行で、年末の忙しい光景
ぐるぐる焼けてきました
秘蔵純米の燗、燗は55度と聞いて、これからお店で燗をたのむときは55度にしようと思いました。
しょうがのぐるぐる しょうがの爽やかさと豚肉のしっとり感、しゃぶしゃの肉を撒いて焼くだけのとてもシンプルで楽しい料理、さっそく、次の日、家でいろいろなものをぐるぐるにして、ぐるぐるパーティに。宅呑みフルコース、すぐに家で使えるメニューがうれしい。
秘蔵純米のお燗とぐるぐるおいしい取り合わせ。熟成したうまみは、お鮨にも合わせたい味
かぶと柿 皮を厚く剥いて櫛形切りにしたかぶと同じ櫛形にきった柿をボールでエクストラバージンのオリーブオイルをたらっとたらして、塩をふってまぜた、シンプルなお料理
かぶと柿の相性も抜群、記念館限定の特別純米大吟醸にぴったりあいます。おいしい
ごはんの上にはごまと大葉とみょうがに酒粕漬けのチーズにのり
最後にかけたのは昆布水、昆布をつけただけの水を入れるだけで、うれしい味に、さすが宅呑みフルコース、〆のごはんもお酒にぴったり、
〆のごはんにも新酒しぼりたて おいしい取り合わせ
ごはんのあとのうれしいデザートも登場、ぶどうは小林精志さんが3件ほどいろいろまわってみつけてきた、大粒のぶどうに薄く切った黒糖羊羹を凍らしたもの
ひんやりデザートに合わせたのは雪冷酒 ひんやり冷えたフルーティな想定内雪冷酒とぴったり
栗山にいくときは、お土産にも喜ばれそう、限定のお酒は、〆の一杯にもぴったりおいしい
冷えたぶどうと黒糖羊羹、おいしい組み合わせ、家で試してみたいと思いました。
家に戻って、料理の不得意な人にも、実践できるお酒に合う料理をいろいろ紹介してもらいました。たくさんの準備も含めてありがとうございました。このあとも楽しい宴が続きます。
ここでうれしい紹介は麻生にお店を出した秋元さん、おいしい北の錦や、知る会のメニューが札幌で味わえる、うれしいお店の誕生
お店は麻生のダイエー側向かいの小路、北の錦がいろいろ楽しめます。
宅呑みフルコース、無事デザートまで終えて一安心の堤先生、ご苦労様でした
知る会恒例の、投票タイム、この日の一番人気はぐるぐる。
日差しを浴びる、古い蔵をみながらいただく新酒しぼりたて、とても旨い
お店の準備で、秋元さん一足早く札幌へ
おいしいお酒と肴があると、話もはずみ、いつまでも楽しい話が続きます
お酒とお料理の相性の大切さ、再発見の「心あったまるTAKU飲みフルコースランチ」
外に出ると真っ暗な光景にびっくり、浦島太郎の気持ちが少しわかりました。
北の錦記念館 北の錦小林酒造のホームページ
栗山町錦3丁目109番地
小林酒造(株) TEL 0123-72-1001
土曜・祝祭日の『北の錦 記念館』へのお問い合せは電話090-8632-6537まで
11月~3月末 10:00~16:00(冬期)
4月~10月末 10:00~17:00(夏期)
年末年始はお休み