渡辺淳一文学館ドラマチックコンサート

朗読と音楽でつづる郷愁~おおば比呂司生誕100年を前に~が12月19日無事終えることができました。たくさんの皆様おいでいただきありがとうございました。新型コロナ感染拡大防止の措置として席数を半分にし、ステージ裏から風を入れて換気をしました。そのためキャンセル待ちや寒い思いをさせてしまいました。申し訳ございません。

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長年お付き合いのある演奏家の皆さんとのステージは珠玉の時間でした。左からピアノ矢崎有佳さん、バイオリン杉田知子さん、右はギターの曽山良一さんです。それぞれ素晴らしいキャリアの持ち主です。S__27787282
第一部では一般社団法人おおば比呂司アートコレクション様のご協力でおおばさんの作品を初めて演奏付きで舞台で朗読ができました。おおばさんの絵はあくまでもやさしく心にひびきます。両作品とも文章が簡潔なため読み方に苦労しました。「サケの旅」ははじめテレビ番組のナレーションのように読もうと思いましたが絵により躍動感を加えるように感情を込めることにしました。「セクッペと下駄」は物語を読む雰囲気を大事にしまた。
第二部では前札幌市長の上田文雄さんの「恋の町札幌」にまつわるエッセーを読み、夜の部ではサプライズで上田さんに「恋の町札幌」をうたっていただきました。さすがにCD歌手だけに朗々とした歌いぶりでした。最後に「八郎」を秋田弁発音で読ませていただきました。「八郎」のダイナミックな絵は朗読の迫力を増してくれました。

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今回は準備段階、本番の映像、照明操作などで渡辺淳一文館平岩館長に大変お世話になりました。この場を借りてお礼を申し上げます。これからも芸術的活動を続けている皆さんとの朗読のコラボレーションを模索していきたいと思います。ご期待ください。